〔今週号の表紙〕
第695号 玄関
小津夜景
写真は近所のお宅の玄関。カラーで見るとすごく鄙びている。
北フランスの住居の床は絨毯のことが多く、たまに木の床があるというのが一般的だ。
これが南フランスに来ると、大理石とタイルが主流となる。
南フランスではこれまで4軒の家に住み、そのうち3軒が白の大理石だった。床が白いと室内の光の量が増えて気分が明るくなる。けれども、たまに古いタイルの家に行くと、これはこれで住みやすそうだなあと思う。
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photo by Tenki SAIBARA
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