上顎にまんぢゆう 姫子松一樹
卒業や粉いつぱいのチョーク受け
伊賀焼のみどりひとすぢ春の雨
身の内に海光満ちて若布干す
上顎にまんぢゆうの皮朧月
諸子釣る婚姻色のひかりかな
田の水の泡の纏はる春の鮒
蟻穴を出づれば荷物届きけり
しばらくを地にくつついて石鹸玉
義士祭帰りに友の家に寄る
春ショール鉄棒に掛け逆上がり
毎週日曜日更新のウェブマガジン。
俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
上顎にまんぢゆう 姫子松一樹
卒業や粉いつぱいのチョーク受け
伊賀焼のみどりひとすぢ春の雨
身の内に海光満ちて若布干す
上顎にまんぢゆうの皮朧月
諸子釣る婚姻色のひかりかな
田の水の泡の纏はる春の鮒
蟻穴を出づれば荷物届きけり
しばらくを地にくつついて石鹸玉
義士祭帰りに友の家に寄る
春ショール鉄棒に掛け逆上がり
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