【空へゆく階段】№75
後記 311号
田中裕明
「青」第311号(1980年8月)
夏休みにはいって十日間ほど三重県熊野市にある母の実家へひとりで遊びに行ってきました。ほとんど毎日のようにいとこ達をひきつれて海へ泳ぎにゆくので日に焼けて真黒になります。大学のあるうちはさすがに勉強に追われて落着かず俳句がなかなか思うようにできませんでしたが、十日間だけでもまちを離れて、何も考えず海にうかんでいたり、夜は空いっぱいの星を見上げたりしてやっと俳句ができそうな気がしてきました。つまり俳句ができなくてもいいという気がしてきたということです。
夏休みも残り半分。鍛錬会のあとはお盆にもう一度帰省することしか計画はありません。夏休みがすぐ終わるのは何度もくりかえしてきたことなんですが。
≫解題・対中いずみ
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