〔今週号の表紙〕第857号 有楽コンコース
村田 篠
有楽町駅は東京駅と新橋駅の間に位置する駅です。明治時代の開業時から高架駅として建造されたので、駅自体の構造は当時とさほど変わらず、補修を重ねながらも、いまだに関東大震災直後の復興工事の面影が残っているそうです。古い高架下に小さな飲食店がずらっと並んでいるようすも、私が上京した40年前とほぼ同じです。
写真は、日比谷側から見た有楽町の高架下。銀座側と日比谷側を結んでいます。「コンコース」とは名ばかりの狭い通路になってしまっていますが、再開発でどんどん風景を失ってゆく都心にあって、レトロな味のある風景を見せてくれています。
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