【中嶋憲武×西原天気の音楽千夜一夜】
The Philharmonik「What's It All Mean?」
天気●なんか、知らない人の知らない曲を聴いてみたいな、というとき、「tiny desk concerts」のサイトを観るんですが(それって何? という人はググってください)、そこの2024年のコンテストで優勝したのが、これ。
天気●程よくソウルっぽく、程よく白人シンガー・ソング・ライターっぽい。軽さが好みです。
憲武●春に聴くにはちょうどいい感じですね。
天気●ザ・フィルハーモニックという名前ですが、個人のようです。ルックス的には、ギーク、ナード(アメリカ版オタク)。オフィスで働いている体(てい)のミュージック・ビデオで、愉しくて、なかなかよく出来てる。
憲武●出社してきてPCチェックして、すぐキーボードって感じですね。最初スティービー・ワンダーのような素振りをしますね。
天気●歌詞は、みんな一生懸命おカネを稼ごう、夢を叶えようとがんばるけど、それって、なんなんだろうね?(大意)みたいな感じで、ポップ・ミュージックは、ときどき、こういうラディカル(根源的)なテーマを軽やかに歌う。だいじなことです。
憲武●はい。いろいろ辛いことや寂しいこともあるけど、LIFE GOES ONなんですね。
天気●この4月から新しい職場という人も多いでしょう。私みたいな者がなにか言えることなんてまったくない、ゼロなんですが、すべての人にとって愉しい時間が1分でも多いといいですね。
(最終回まで、あと618夜)
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