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押見げばげば 眩暈
唐黍の花かきわけて水平線愛国心みづやうかんの匙に棘
梯梧落ちて白き睡魔となりにけり
草合歓の共感性に触れてより
蝉暮れて燃えのこりなき手紙かな
ゆふがほや睫毛濡れたる死者生者
爪切ればさびし阿蘭陀獅子頭
優曇華の影に眩暈を得たりけり
にんげんの真中つめたし鰻切る
前髪を焦がして夏を惜しみけり
毎週日曜日更新のウェブマガジン。
俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
押見げばげば 眩暈
唐黍の花かきわけて水平線
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