後記 ◆ 岡田由季
鈴木俊貴著『僕には鳥の言葉がわかる』は、言語によるコミュニケーション能力を持っているのは人間だけ、というのは単なる思い込みであったということを教えてくれる。
人間の言語とは違いがあるにしても、シジュウカラはシジュウカラの言葉を持っているし、種類の違う鳥や動物はお互いの言語を理解し利用しながら生きている。人間も昔は他の動物の言語をある程度聞くことができたと思われるが、いつの間にその能力を失ってしまったのだろうか。
高度な言語能力を持っているのに、人間同士はちっとも分かり合えない。今の世界を見ているとつくづく思い知らされる。
これからは鳥や動物たちの言葉に耳を傾けてみたらどうだろうか。そういう生物としての感覚を取り戻すことも必要なのではないだろうか。
●
それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。
no.984/2026-3-1 profile
■八上桐子 やがみ・きりこ
1961年生まれ。時実新子に師事。無所属。句集『hibi』(2018年1月/港の人)。
■中嶋憲武 なかじま・のりたけ
1960年生まれ。「炎環」「豆の木」2013年週俳eブックス「日曜のサンデー」2018年 第四回攝津幸彦記念賞・優秀賞受賞。2019年 第0句集「祝日たちのために(港の人)」山岸由佳とのコラボレーションによるwebサイト「とれもろ」
https://toremoro.sakura.ne.jp
1960年生まれ。「炎環」「豆の木」2013年週俳eブックス「日曜のサンデー」2018年 第四回攝津幸彦記念賞・優秀賞受賞。2019年 第0句集「祝日たちのために(港の人)」山岸由佳とのコラボレーションによるwebサイト「とれもろ」
https://toremoro.sakura.ne.jp
■西原天気 さいばら・てんき
■岡田由季 おかだ・ゆき
1966年生まれ。「炎環」同人。「豆の木」「ユプシロン」参加。句集『犬の眉』(2014年・現代俳句協会)、『中くらゐの町』(2023年・ふらんす堂)。第67回角川俳句賞。YouTube 「俳句ファンちゃんねる」
0 comments:
コメントを投稿