週刊俳句 Haiku Weekly
毎週日曜日更新のウェブマガジン。
俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Yuki OKADA
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対中いずみ
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2024-05-12
対中いずみ【解題】「後記」第308号
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【解題】「後記」第308号 対中いずみ 308号では「花月照徑」に竹中宏が魚目俳句について論じている。そのなかに「 常套を打破するは、作家に不可欠の衛生術である 」とある。もう少し引くならば、「 かつて素朴な「客観」写生の指標がどれほどの至福を作品にもたらしたかは、ホトトギスの空...
2024-04-28
対中いずみ【解題】「後記」第307号
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【解題】「後記」第307号 対中いずみ 「青」307号の裕明句6句は以下の通り。 大声の霜焼の子や川つぷち 島見えて浪の高しや寒施行 いつまでも白魚の波古宿の夜 雪の桑宿出でしよりひとりみち 初午やものめづらしき山あるき 春立つやただ一枚のゴッホの絵 (今号は全句が『花間一壺』に...
2024-04-14
対中いずみ【解題】「後記」第295号
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【解題】「後記」第295号 対中いずみ 前号の後記では、法隆寺近辺で菜の花を見、「菜の花の葉がとても明るい色だった」と書き、今号では吉川で「しみじみと牛の顔を見ました」と書いている。どこかおかしくて呑気である。青蛙さんの「私の読んだ本」は、前登志夫さんの『存在の秋』について書かれ...
2024-04-07
対中いずみ【解題】「後記」第306号
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【解題】「後記」第306号 対中いずみ 「青」306号では昭和五十四年度「青賞決定」の特集が組まれている。青賞は服部恵美、佳作に田中裕明の「神發ちて」が選ばれている。波多野爽波の「選後感」を引いておく。 この作者については前号に特集も編まれたことだし、私も一文を記しているので、こ...
2024-03-31
対中いずみ【解題】「後記」第305号
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【解題】「後記」第305号 対中いずみ 「青」305号では「特別企画・山信」が組まれている。波多野爽波の文章と「山信」百句と裕明の小文が掲載されている。爽波の文章の一部を引く。 三百号の祝賀会の晩はしたたかに酔って、二次会の中途あたりからのことは僅かに記憶の断片があるのみであった...
2024-03-24
対中いずみ【解題】「後記」第294号
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【解題】「後記」第294号 対中いずみ 吉野と木曾にはよく出かけたようだ。吉野は大峯あきらさん、青蛙さんのご縁であり、木曾は宇佐美魚目さんの縄張りであった。吉川でははりまだいすけさんにお世話になるようだ。爽波のみならず、「青」の先達に可愛がられていたがきの会である。 294号では...
2024-02-25
対中いずみ【解題】「後記」第293号
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【解題】「後記」第293号 対中いずみ この頃より三十年も後のことになるが、たまたま私は大雪の大原に出掛けたことがある。もともと予定していた吟行で、ここまでの雪になるとは思わなかった。怖いほどの大雪であった。難儀したが、二十歳の裕明が果たせなかった大原の雪にはどうやら出会えたよう...
2024-01-14
対中いずみ【解題】「後記」第292号
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【解題】「後記」第292号 対中いずみ 一日百句とはいいながら、裕明は百句に至らなくても悠々としていたようだ。『しばかぶれ 第二集』(邑書林)、島田牙城特集に牙城はインタビューに答えて語っている。 「だいたい泊まりがけで、どこかへ行って、一晩で百句作るぞ、という会ですね。面白いも...
2023-12-17
対中いずみ【解題】「後記」第304号
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【解題】「後記」第304号 対中いずみ 波多野爽波は「青」300号あたりを節目に編集部体制を若手に切り替えている。島田牙城、上田青蛙、田中裕明の三人体制だ。この号の後記では、田中裕明はすがすがしい宣言をしている。「青」を日本一の雑誌に、という目標は、大風呂敷を広げたのではなく、ま...
2023-11-26
対中いずみ【解題】後記 291号
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【解題】 後記 291号 対中いずみ 「がきの会」は「青」内部の若者たちの会である。島田牙城を首領に始まったもののようだ。この頃はまだ山本洋子等ベテラン組の編集部に裕明のみがぽっと顔を出している。柿や蜜柑、亀など田舎の景も、同世代の仲間たちとの吟行も愉しかっただろう。 291号で...
2023-04-09
対中いずみ【解題】「特別作品 涅槃西風」に寄せて
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【解題】 「特別作品 涅槃西風」に寄せて 対中いずみ 「晨」61号(1994年5月号)掲載。「晨」ではたまに特別作品として10句発表の機会があった。作品の下に掲載された小文である。 特別作品「涅槃西風」は以下の10句である。 さざなみの雪解の風のはじめかな 春の猫唐招提寺たもとほ...
2023-01-22
対中いずみ【解題】後記 304号
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【解題】後記 304号 対中いずみ 波多野爽波は「青」300号あたりを節目に編集部体制を若手に切り替えている。島田牙城、上田青蛙、田中裕明の三人体制だ。この号の後記では、田中裕明はすがすがしい宣言をしている。「青」を日本一の雑誌に、という目標は、大風呂敷を広げたのではなく、まじめ...
2022-11-06
対中いずみ【解題】後記 302号
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【解題】後記 302号 対中いずみ 「青」302号の後記である。後記は、295号以降久しぶりの登壇であるが、その間、300号記念号の編集等で活躍していたようである。301号で爽波は「次号あたりから島田牙城君を中心として、田中裕明・上田青蛙の両君に全面的に編集を委せて行こうと思いま...
2022-10-16
対中いずみ【空へゆく階段】№78 解題
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【空へゆく階段】№78 解題 対中いずみ 「青」314号の「選後に」に波多野爽波の次のようなことばがある。 常識または通俗の域を抜け切れないでいる人の句には圧倒的に「身辺句」が多いことに気が付く。もっと具体的に云えば家の中での句、ほんの庭先程度の句、街中での句ということになろう...
2022-09-11
対中いずみ【空へゆく階段】№77 解題
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【空へゆく階段】№77 解題 対中いずみ 「晨」63号(1994年9月号)掲載。田中裕明はこういう評をときおり担当したが、年上の同人の作品評は少し骨が折れたことだろう。今号の発表作品10句。 夏潮の軍港へ寄せ来りけり その人の名の研究所涼しけれ 毛虫焼く先生のまだこはきこと 子の...
2022-09-04
対中いずみ【空へゆく階段】№76 解題
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【空へゆく階段】№76 解題 対中いずみ 13号の裕明6句は以下の通り。 渚ゆく鉄路朝蝉しづかなる 桐一葉入江かはらず寺はなく 花火屑日の衰へに墓小さき 夏の潮ひらく手紙にうた七首 銀漢に考へること好きな人 初あきや僧侶が清水をしへくれ (太字は『花間一壺』に収められている) ≫...
2022-08-14
対中いずみ【空へゆく階段】№75 解題
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【空へゆく階段】№75 解題 対中いずみ このころ、宇佐美魚目の第三句集『天地存問』(角川書店刊)が刊行されたようで、その広告が載っている。 311号の裕明6句は以下の通り。 昼寝後も卯の花腐し荒れにけり 葭切のむかしごゑなる没日かな 軒しづくごしに鞍馬の夏柳 夏木立文さまざまに...
2022-07-03
対中いずみ【空へゆく階段】№74 解題
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【空へゆく階段】№74 解題 対中いずみ 「青」主宰波多野爽波は毎月、「選後に」と題して雑詠句の鑑賞を施している。ここでは2つ引いておこう。 孕猫よぎる野点の傘の下 塩谷康子 まさしく現場での「出会い」の句。ものを見る目が養われてくると、こういう事実を素早くつかみ取る。季題に...
2022-06-19
対中いずみ【空へゆく階段】№73 解題
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【空へゆく階段】№73 解題 対中いずみ 本号に島田牙城が「龍太を訪う」と題した文章を書いており、牙城・青蛙・雅巳の3人で山廬を訪問したことが書かれている。面白いので少し引く。 ――旅のものですが、俳句を作ります。是非先生にお会いしたいと思いまして……。 ――君たち、俳句つくるの...
2022-06-05
対中いずみ【空へゆく階段】№73 解題
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【空へゆく階段】№73 解題 対中いずみ 「晨」39号(1990年9月号)掲載。本号には発表作はない。 ちなみに、俳句のアンソロジーということでは、1990年2月に発行された『秀句三五〇選18 数』(蝸牛社)を田中裕明が担当している。「数」をテーマに、秀句350句を選び、簡単な解...
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