2018-03-25

後記+プロフィール 第570号

後記 ◆ 村田 篠


身の回りの「もの」を整理したいと、ここ数年ずっと思っているのですが、なかなか捨てられません。私の場合、その「もの」とはおもに「本」です。捨てるための「基準」を定めないと、本は捨てられない。2年間手に取っていなければ捨てても困らない、と言われることもありますが、20年前に購入した本をふと開くこともあるので、捨てるのを躊躇してしまったりします。そこを乗り越えないと、捨てられないのだと思います。

発想を変えることが大切なのかもしれない。自分の方がその「本」を必要としない人になってゆけば、本は捨てられます。もうすでにそうなってきてはいるのです。目が悪くなり、脳が衰えてきて、昔のようにガシガシ本は読めません。

でも、本以前に「なければいいのに」と思っているものがあります。スマホとPCです。このふたつ、けっこう見るのがツライ。目は乾き、肩はバリバリ。でも、いまこのふたつがなくなると、かなり困ります。なぜなら、人間関係のほとんどは、このふたつで繋がっているからです。もはや、電話で連絡を取るという文化は、廃れつつありますから。

こんなことを書いていったい何の意味があるのか、と思いつつ書いています。じつは、本は切実に捨てたいとはあまり思っていません。でも、スマホとPCは……。



さて、今週は高山れおなさんと名取里美さんから俳句作品をいただきました。高山れおなさんは句集『自生地』評も併せてのご寄稿です。ぜひお楽しみ下さい。



それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。


no.570/2018-3-25 profile

■高山れおな たかやま・れおな
1968年生まれ。「豈」同人。句集に『ウルトラ』、『荒東雑詩』、『俳諧曾我』。共編著に『新撰21』、『超新撰21』。最近は別所真紀子さんの連句小説にはまっております。『自生地』の句数は二回数えたので間違いないと思いますが、どなたか気が向いたら追試してみて下さい。というか、本人があとがきに書いとけという話ですわな。

■名取里美 なとり・さとみ
1961年伊勢生まれ。山口青邨の「夏草」を経て「藍生」所属。句集『螢の木』『あかり』(駿河梅花文学大賞)『家族』。ブログ「名取里美 こんにちは・俳句」https://natosato.exblog.jp/

彌榮浩樹 みえ・こうき
1965年鹿児島生まれ。1998年「銀化」創立とともに参加、中原道夫に師事。第二回銀化新人賞受賞。銀化同人。句集『鶏』(2010 ふらんす堂)。2011年「1%の俳句」で群像新人文学賞評論部門を受賞。

中嶋憲武 なかじま・のりたけ
 1994年、「炎環」入会とほぼ同時期に「豆の木」参加。2000年「炎環」同人。03年「炎環」退会。04年「炎環」入会。08年「炎環」同人。

■大塚 凱 おおつか・がい
1995年千葉県生まれ。俳句甲子園第14、15、16回大会出場。「群青」同人。

福田若之 ふくだ・わかゆき
1991年東京生まれ。「群青」、「オルガン」に参加。句集に『自生地』(東京四季出版、2017年)、『二つ折りにされた二枚の紙と二つの留め金からなる一冊の蝶』(私家版、2017年)。共著に『俳コレ』(邑書林、2011年)。

■西原天気 さいばら・てんき 
 1955年生まれ。句集に『人名句集チャーリーさん』(2005年・私家版)、『けむり』(2011年10月・西田書店)。笠井亞子と『はがきハイク』を不定期刊行。ブログ「俳句的日常」 twitter

■村田 篠 むらた・しの
1958年、兵庫県生まれ。2002年、俳句を始める。現在「月天」「塵風」同人、「百句会」会員。共著『子規に学ぶ俳句365日』(2011)。「Belle Epoque」


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