『オルガン』、大阪へ
宮本佳世乃 聞き手:西原天気
天気●この夏、『オルガン』の同人5人で大阪に行くんですって?
佳世乃●はい。7月22日(日)は、梅田の蔦屋書店で公開句会をします。詳細はこちらです。
http://real.tsite.jp/umeda/event/2018/06/event-0722.html
『オルガン』の仲間では、ふだん句会を一緒にしたりするんですが、開かれた場所で、お客さんも交えて行うっていうのが今からドキドキです。
天気●句会は自由参加? それともオルガン+久留島さん?
佳世乃●自由参加です。句は3句までなんですが、句を出さないで見学だけでも大丈夫です。あ、もちろんオルガンも久留島さんも参加します。オルガンの仲間も句風が違うし、初めての方との句会なので、当日どんな句が出てくるのかわからないぶん、楽しみです。
天気●「トーク」とも書いてありますが、これは? なにかテーマを決めて?
佳世乃●句会をしていくなかで、俳句についてのトークになるかと。句会に出す俳句や選に、おのずと俳句観みたいなものが出てくるんじゃないかな。
天気●俳句観! なんかエラそう。
佳世乃●たしかに(笑)
天気●でも、まあ、句会で実際の句を材料に話すのは、とっつきがいいし、わかりやすいでしょうね。ところで、梅田の蔦屋書店って、大阪駅の中にあるんですね。佳世乃さん、大阪は?
佳世乃●親戚がいて、若いころは一年に一回くらい行っていました。そういえば、大阪に行くと、なぜかうどんを食べています。
天気●「なぜか」じゃなくて、とうぜん、うどんでしょう。うどん一本化でもいいくらい。
佳世乃●えっ、そうなんですか? 私は何で毎回うどんなんだろうって思ってました。関東と関西の違いなんですかね。
天気●で、前日の21日(土)は、関西現代俳句協会青年部勉強会「句集はどこへ行くのか」。
http://kangempai.jp/seinenbu/event/2018/0721.html
佳世乃●そうなんですよー。午前中に新幹線に乗って、葉ね文庫さんにご挨拶して、午後から勉強会の予定です。
天気●句集がどこへ? って、書棚とダンボール箱以外あるの? とか思ってしまったけれど、イベント紹介のページに「出版不況といわれ、町の本屋が姿を消しつつある一方、新たな試みをする個性的な書店も増えています。」とあって、なるほど、実感です。
佳世乃●句集を出すことについては、福田若之『自生地』の刊行に合わせて『オルガン11号』でもメンバーで話をしているんです。個性的な書店は、句集だけではなくて、同人誌なんかも置いてくれていてうれしいです。
天気●東京・三鷹の水中書店で、『オルガン』を見ました。古書店・新刊書店にかかわらず、個性的な書店が増えて、かつての「町の本屋さん」のイメージが大きく変わっています。句集が置かれるロケーションにも変化がありますね。
佳世乃●ほんとほんと。個性的な書店は、句集の置きかた・見せかたなども工夫されていますよね。
天気●それにしても、このイベント、登壇者が多いですね。『オルガン』の5名以外にも、関西在住の皆さんなんですね、5名のほか、とあります。いろいろな話が飛び出しそうです。
佳世乃●私としては、お会いしたい方がたくさんいるので同じ空間にいるのはワクワクします。みんなで円座を組んで、地べたに座って、むかしのシンポシオンのように語ってもいいですね。ワインは持ち込めないかもしれませんが。
2018-07-01
『オルガン』、大阪へ
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