わが舟 ことり
浪音に濡れる音あり遠花火
瞑れば玫瑰浜木綿浜防風
潮より強きうねりの祭笛
夏霧をひときわ低くロ短調
獅子眠るにほどよき高さ夏の月
玉虫の中の一匹ギイと哭く
短夜の内親王の首に鈴
赤富士の烙印押されている大蛇(おろち)
フォッサマグナややずれ月見草ひらく
わが舟は麻の葉仕立て乗らんかね
●
2013-07-28
10句作品テキスト ことり わが舟
登録:
コメントの投稿 (Atom)
毎週日曜日更新のウェブマガジン。
俳句にまつわる諸々の事柄。
photo by Tenki SAIBARA
わが舟 ことり
浪音に濡れる音あり遠花火
瞑れば玫瑰浜木綿浜防風
潮より強きうねりの祭笛
夏霧をひときわ低くロ短調
獅子眠るにほどよき高さ夏の月
玉虫の中の一匹ギイと哭く
短夜の内親王の首に鈴
赤富士の烙印押されている大蛇(おろち)
フォッサマグナややずれ月見草ひらく
わが舟は麻の葉仕立て乗らんかね
●
0 comments:
コメントを投稿