〔今週号の表紙〕
第334号 晴れた日は
山岸由佳
鞄の中にいつも入っているのがフィルムのコンパクトカメラ。ズームがないので足で画角を決めるしかない。現像する時には何を撮ったのか覚えてないこともある。WEBにアップするにもデータ化しなければならず効率の悪さときたらこの上ない。
でも、仕上がりの写真を見る時の楽しみはフィルムだからこそ。デジタルカメラの画質は本当に綺麗になったけれど、何か失ってしまったものがあると思っている。
一昔前のモノクロの家庭の写真って、かっこよかったなぁ。
フィルムカメラを持って、洗濯物の干された団地をあてもなくぶらぶらするのも悪くない。まだ当分この効率の悪さを楽しむつもりだ。
●
週俳ではトップ写真を募集しています。詳細は≫こちら
0 comments:
コメントを投稿