〔今週号の表紙〕
第381号 高架下商店街
西村小市
「帰神」なんて言われても、なんのことか分からない人が多いでしょう。神戸に帰るという意味です。7月に法事があって帰神しました。神戸を離れてから50年ほどになりますが、それでも帰るという感じがします。写真は神戸の高架下商店街にある洋菓子のお店、工場と言ったほうがお似合いの「レンセイ製菓」。高架下商店街には、戦後の闇市の雰囲気がわずかに残っています。若者向けのおしゃれなお店もたくさんできましたが、こんなものを誰が買うのかと首をかしげるような中古家電や古着の店、ナイフ・手錠・スタンガンなどが並べられてるあぶない店もあります。高架下は、中学校への通学路でした。「レンセイ製菓」は50年前にも今と同じようにありました。この前を通ると時間が止まってしまっているようで。でも、お店をされているご夫妻は着実に年を取られ、私の頭髪はなくなってしまいました。
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