〔今週号の表紙〕
第463号 龍天に
西原天気
「龍天に登る」は春の季語。春になると龍は天に登り、雲を起こし、雨を降らせる、という、中国の伝説から。
「龍淵に潜む」は秋の季語。淵にある水分を、春、空に運ぶ、ということか(ちがうか)。してみると、龍は、淵から天へ水分を運ぶということで、龍とは、蒸発→降水という水の循環にほかならない(ちがうか)。
写真は横浜中華街・関帝廟。
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photo by Tenki SAIBARA
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第463号 龍天に
西原天気
1 comments:
龍や蛇を水神様としてまつる例はよくありますね。龍の名前をいだく滝も多いですし。
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