〔今週号の表紙〕
第483号 オンネトー
山中西放
阿寒湖の直ぐ近くの小さな湖オンネトー。その蒼色と透明感と静寂にはあっと息を呑む美しさがあった。後ろに噴煙の出ている雌阿寒岳と阿寒富士。魚の棲まぬ湖、鳥の水脈に出合うのは希である。
標板には「オンネトー」と在って湖は付いていない。オンネトーはアイヌ語で老いた沼というからその名を大切にしているのであろう。現代俳句6月号のこの俳句が重なる。〈仏法僧鳴くよ湖底の森を抜け 永野照子〉。
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photo by Tenki SAIBARA
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第483号 オンネトー
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