後記 ● 福田若之
鷹女の第一句集『向日葵』が収められているということで、以前から気になっていた「俳苑叢刊」。その覆刻版の解説を三橋敏雄が書いているということを田中惣一郎さんに教えていただいたのは、二子玉川の飲み屋でのこと。
読みたいなぁ、が、ええい買っちまえ、になるまでに、そう日はかかりませんでした。 ほどなく、古書として覆刻版句集28冊に解説を加えた全29冊セットが安く出ているのをインターネットで発見し、購入。
読んでみると、これがすこぶるおもしろい。ひとりで読むだけでは、もったいない。
かねてより、「週刊俳句」にもっと古い作品をあつかう記事が欲しいと思っていたので、28人が28冊の句集を読むという「「俳苑叢刊」を読む」の企画を編集部に提案。そこからは、関係各位のご協力もあって、とんとん拍子に話が進みました。たいへん、ありがたいことです。
こうして始まった「「俳苑叢刊」を読む」、長期の企画となりますが、執筆者のみなさま、読者のみなさま、じっくりとお付き合いいただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
●
それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。
no.510/2017-1-29 profile
■瀧村小奈生 たきむら・こなお
2004年からねじまき句会で川柳を書き始める。
川柳・ねじまき句会、連句・桃雅会所属。
■瀧村小奈生 たきむら・こなお
2004年からねじまき句会で川柳を書き始める。
川柳・ねじまき句会、連句・桃雅会所属。
■冨田拓也 とみた・たくや
1979年生まれ。2002年、第1回芝不器男俳句新人賞。共著『新撰21』。
■山中西放 やまなか・せいほう 1938年京都生。2012年より「渦」編集長。句集『風の留守』、『炎天は負うて行くもの』。他詩集2冊。
■福田若之 ふくだ・わかゆき
1991年東京生まれ。「群青」、「ku+」、「オルガン」に参加。共著に『俳コレ』(邑書林、2011年)。
1991年東京生まれ。「群青」、「ku+」、「オルガン」に参加。共著に『俳コレ』(邑書林、2011年)。
0 comments:
コメントを投稿