2017-07-30

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜 第10回 Tito Puente: Oye Como Va

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜
第10回 Tito Puente: Oye Como Va



憲武●サンタナのカヴァーで有名になった曲ですね。サンタナの2枚目のアルバム「アブラクサス」、邦題「天の守護神」(1970年)に収録されてます。

天気●夏だし暑いし、ラテンが欲しいと思っていたところです。ナイス。

憲武●ティト・プエンテを、初めてサンタナのアルバムで知ったんですよ。

天気●日本でサルサが流行るのはもう少し後。70年代半ばあたりですからね。

憲武●あ、フリートウッド・マックも。「ブラック・マジック・ウーマン」はフリートウッド・マックの曲なんでね。

天気●フリートウッド・マックがスティーヴィー・ニックスを前面にヒット曲を連発する以前、当時のギタリスト、ピーター・グリーンの曲ですね。

憲武●どっちの曲も、オリジナルより有名になってる。

天気●サンタナのような人気バンドを通して、オリジナル演者やルートミュージックを知る、という手順が、私たちの若い頃の洋楽経験の大きな部分を占めていました。

憲武●この曲、邦題「僕のリズムを聞いとくれ」は同じリズムを繰り返してて、延々いつまでも演奏できそうですね。歌詞もoye como va/me ritmo/bueno pa gozar/mulattaと繰り返してるだけ。非常にミニマル、ダンスナンバーはこうでなくちゃ、みたいな。

天気●繰り返しの魅力。盆踊りもそうですね。

憲武●ティト・プエンテは13歳でデビューして、100枚以上のアルバムを発表、2000年に77歳で亡くなってます。

天気●ファニア・オールスターズにも当然入っていて、そのライブ盤『Live at the Cheetah』(1972年)は学生の頃、ほんとよく聴きました。

憲武●学生といえば、ティト・プエンテ、僕が学生の頃、新宿の「白十字」って喫茶店でアルバイトしてた時の店長に似てて、動画見るたびにどうしてるかな、もう死んでるかなと思ったり。

天気●新宿「白十字」でアルバイト! 映画みたいな青春じゃないですか!

憲武●映画といえば、「マンボキングス」って映画にティト・プエンテ自身の役で出演してて、迫力あるティンバレスが聴けますよ。


(最終回まで、あと991夜) 
(次回は西原天気の推薦曲)

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