2018-09-16

〔今週号の表紙〕第595号 夜景 西原天気

〔今週号の表紙〕
第595号 夜景

西原天気



夜景と聞いてすぐに思う曲がふたつあります。



聴いてみると、夜景って感傷的ですね。

ところで、写真は神戸・元町あたりの夜景なのですが、神戸・摩耶山町からの夜の眺めを「100万ドル」と夜景と呼んだその「100万ドル」とは電気代のことだったそうで(≫参照)、感傷的な話でもない。1960年代には、その神戸に函館、長崎を加えた「日本三大夜景」というセレクションとともに"観光夜景"が定着。その後、1990年頃、夜景ブームが訪れます。このときは山頂よりも高層建築からの眺め。「夜景のきれいなレストラン」という乗りです。してみると、夜景ブームは景気と密接ですね(前者は高度経済成長、後者はバブル景気)。

なお、ここで言った夜景は、都市夜景のこと。各種照明の密集がつくりだす景色。古くは月明かりのなかの夜景/夜色。現代とはまた別の情趣をもって語られたのでしょうが、半面、夜はいつの世も夜。夜を眺めるときの気持ちは今も昔もそう変わらないのかもしれません。

与謝蕪村「紙本墨画淡彩夜色楼台図」


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