2019-01-27

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜 キング・カーティス「Memphis Soul Stew」

中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜
キング・カーティス「Memphis Soul Stew」


天気●あのですね、ライブやステージで、1曲目というのはかなり大事なわけで、今回はキング・カーティスの「メンフィス・ソウル・ステュウ」です。


天気●ベースとドラムから入って、サックスのキング・カーティスのメンバー紹介といっしょに、音が加わっていく、というスタイル。

憲武●すげーカッチョいいスタイル。ライブの一曲めですよね?ふつうラスト前でメンバー紹介となるわけですけど、1971年にして先鋭的なスタイル。

天気●だんだんとこちらも気分が上がっていって、3分57秒あたりでやっとキング・カーティスが吹き出すというね。曲がはんぶん以上過ぎちゃってからやっと、というか、いよいよというか。さすが「キング」。

憲武●キング・カーティスといえば、ぼくはジョン・レノンの「イマジン」で知りました。「イッツ・ソー・ハード」っていうブルース。そういえば、この「メンフィス・ソウル・ステュウ」にはビリー・プレストンも参加してますね。

天気●曲はシンプル。ベースライン1本で、これだけ聞かせる。

憲武●このベースラインって、かなりパクられてるんじゃないですか。

天気●パクるというより、引用、下敷き。まあ、パターンって踏襲され、受け継がれていくものなんですよね。

憲武●タイトルのmemphis soul stewからして、パクりたい感じです。パターンとして。

天気●寒い夜はシチューとか、最高ですしね。


(最終回まで、あと921夜) 
(次回は中嶋憲武がゲストをお迎えします)

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