中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜
バッファロー・スプリングフィールド「ミスター・ソウル」
天気●このあいだ、誰と話してたかも忘れたんですが、ひょんなことから、クロスビー・スティルス・ナッシュ・アンド・ヤング(CSNY)の話になってね、そこからバッファロー・スプリングフィールドのことを思い出したんですよ、何十年ぶりかに。
憲武●ほほう。
天気●聞いてみると、こんな渋い曲があったんだ! と。
憲武●CSNYは、そうですね。どちらかといえばフォーク・ロック。
天気●そのイメージが強くて、だから、こんなねっとりとR&Bぽい曲をやってたんだなあと、ちょっと驚いたわけです。まあ、バッファロー・スプリングフィールドは、ニール・ヤングとスティーヴン・スティルスという、CSNYのなかではロック味の強いふたりがいたバンドだから、当然といえば当然なんですけどね。
憲武●バッファロー・スプリングフィールドは「アゲイン」ていうアルバム1枚持ってますが、その1曲めが、この「ミスター・ソウル」。
天気●このアルバム、当時、名盤の誉高かったんですよね。聞き返してみたくなりました。
憲武●はっぴいえんどが60年代から70年代にかけて、日本語のロックを模索していた時に、細野晴臣、松本隆といった人たちは、バッファロー・スプリングフィールドをお手本にしてましたね。
天気●ニール・ヤングのギターは懐かしいファズ・サウンド。
憲武●いま聴くと、逆に新鮮だったりします。
天気●ヴィンテージな香りです。
(最終回まで、あと919夜)
(次回は中嶋憲武の推薦曲)
(次回は中嶋憲武の推薦曲)
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