2020-12-27

後記+プロフィール714

 後記 ◆ 岡田由季

本年、最終号の週刊俳句です。

昨年の最終号の表紙に、太陽の塔の後ろ姿の写真を使いました。

 約一年後の12月、大阪モデルの新型コロナウイルス警戒レベルが赤信号となり、通天閣などとともに、この太陽の塔も赤くライトアップされました。今も赤信号は続いているのですが、なぜだか赤いライトアップはされていないようです。私はその状態を見ていないのですが、赤い太陽の塔は不気味だったろうと思います。

今年は、参加している吟行会がほぼ中止となり、私が吟行に行くことができたのは一回だけでした。その一回だけの吟行地も、たまたま、この太陽の塔のある万博記念公園でした。その時、太陽の塔の内部が見学できました。太陽の塔の内側は色彩にあふれていました。

 

 

2020年は、後になって何回も振り返ってみる年になったのではないでしょうか。私は、2020年のことを思い返すとき、太陽の塔も一緒に思い出しそうです。

 

それではまた次の日曜日にお会いしましょう。


no.714/2020-12-27 profile


■中嶋憲武 なかじま・のりたけ
1994年、「炎環」入会とほぼ同時期に「豆の木」参加。2000年「炎環」同人。03年「炎環」退会。04年「炎環」入会。08年「炎環」同人。  

西原天気 さいばら・てんき
1955年生まれ。句集に『人名句集チャーリーさん』(2005年・私家版)、『けむり』(2011年10月・西田書店)。笠井亞子と『はがきハイク』を不定期刊行。ブログ「俳句的日常」 twitter
 
■村田 篠 むらた・しの
1958年、兵庫県生まれ。2002年、俳句を始める。現在「月天」「塵風」同人、「百句会」会員。共著『子規に学ぶ俳句365日』(2011)。「Belle Epoque」

■上田信治 うえだ・しんじ
1961年生れ。句集『リボン』(2017)共編著『超新撰21』(2010)『虚子に学ぶ俳句365日』(2011)共編『俳コレ』(2012)ほか。
 
福田若之 ふくだ・わかゆき
1991年東京生まれ。「群青」、「オルガン」に参加。第1句集、『自生地』(東京四季出版、2017年)にて第6回与謝蕪村賞新人賞受賞。第2句集、『二つ折りにされた二枚の紙と二つの留め金からなる一冊の蝶』(私家版、2017年)。共著に『俳コレ』(邑書林、2011年)。
 
岡田由季 おかだ・ゆき
1966年生まれ。「炎環」同人。「豆の木」「ユプシロン」参加。句集『犬の眉』(2014年・現代俳句協会)。ブログ 「道草俳句日記」

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