2021-03-21

【中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜】ジェリー・ラファティー「霧のベイカーストリート」

【中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜】
ジェリー・ラファティー「霧のベイカーストリート」


憲武●かなりむかし聞いた曲で、今でも時々頭の中で鳴る曲ってありますよね。この曲もそんな一曲です。Gerry Raffertyで「Baker Street」(1978年)。

 

憲武●邦題は「霧のベイカーストリート」です。シャーロック・ホームズと曲の雰囲気で「霧の」としたんでしょうかね。あ、歌詞はシャーロック・ホームズ関係ないです。もう一人の自分が彷徨するような夢幻的な歌詞で、あまりよく意味はわかりません。

天気●「霧の」っていう邦題だと、「霧の8マイル」ザ・バーズ(1966年)とか「霧の中の二人」マッシュマカーン(1970年)とか、もう少し古いのにアタマが行きますね。

憲武●「霧のカレリア」ザ・スプートニクス(1965年)というのもありましたね。この曲、サックスが印象的です。頭の中で鳴る時も、まずサックスが聞こえてきます。それからギターって感じですかね。

天気●この人もこの曲も知らないんですが、サックスのイントロは聞き覚えがあります。

憲武●高校大学の頃、FEMをよく聴いていて、よくかかったんですね。ヒットしていたんでしょう。1978年頃でしょうか。79年かな? 

天気●スティーヴン・ビショップに声や雰囲気が似ているな、と思って、調べてみると、「Save It for a Rainy Day」は1977年。あの頃、シンガー・ソングライターが歌って、ロックとフュージョンが合わさったような伴奏をつけるというパターンが多かった気もします。

憲武●スティーヴン・ビショップは好きです。よく聴きました。この曲、ラジオで聴いて知ってるだけで、特にレコードを買うとか、レコードを借りるとか、そういうアクションを起こしたことはないです。

天気●聞き流すって、いい習慣ですよ。

憲武●YouTubeが登場してからは、思い出して聴いたりするくらいで、特にコンパクトディスクを買おうとか、ダウンロードしようとか、そういうアクションを起こそうとしたことはありません。

天気●アクセスすれば聴けるわけだから。所有する必要はないとも言える。

憲武●何ででしょうかね。この人の外見、若い頃の原田芳雄に似てる感じ、或いは若い頃の野坂昭如? そういったイメージが曲調に反して「硬派」なイメージを抱かせるからでしょうか。

天気●チェックのシャツ。スコットランド出身だからでしょうか。メガネは時代を感じさせますね。身なりとサウンド(とくバッキングの音)とがアンバランスとも思うのですが、それは今だからこそ。当時は、これはこれで収まりがよかったんでしょうね。

憲武●この曲の入っているアルバムも、店頭で眺めるだけなんですが、これを機会に一度聴いてみようと思った次第です。 律義。


(最終回まで、あと815
(次回は西原天気の推薦曲)

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