後記 ◆ 岡田由季
今の時期、子育て中の野鳥が多いです。観察していると、可愛い雛など微笑ましい場面に遭遇することもありますが、残念な結果を目にすることの方が多いです。隣家の軒の燕の巣は、カラスに襲われて全滅しました。公園の池のカイツブリの巣は、ゲリラ豪雨で流されました。
しかし鳥たちはすぐリセットし、何回でもやりなおします。心が折れたりしないのだろうか。
文字通り羽などもボロボロになりながら、何回も営巣する様子を見ていると、感動というよりは圧倒されてしまいます。
no.739/2021-6-20 profile
■近恵 こん・けい
1964年生まれ。青森県出身。2007年俳句に足を踏み入れ「炎環」入会。同人。「豆の木」メンバー。2013年第31回現代俳句新人賞受賞。■藤田 俊 ふじた・しゅん
1980年生まれ。「猫街」に参加。元「船団の会」会員。現代俳句協会会員。
■小久保佳世子 こくぼ・かよこ
「街」同人。句集『アングル』(2010年/金雀枝舎)。
「街」同人。句集『アングル』(2010年/金雀枝舎)。
■佐藤りえ さとう・りえ
1973年生まれ。「豈」同人。「俳句新空間」共同発行人。句集『景色』(六花書林)。第五回攝津幸彦記念賞準賞。
■堺谷真人 さかいたに・まさと
1963年大阪生まれ。芦屋在住。「豈」「一粒」同人。現代俳句協会会員。共著に『超新撰21』など。
1963年大阪生まれ。芦屋在住。「豈」「一粒」同人。現代俳句協会会員。共著に『超新撰21』など。
■中嶋憲武 なかじま・のりたけ
1960年生まれ。「炎環」「豆の木」2013年週俳eブックス「日曜のサンデー」2018年 第四回攝津幸彦記念賞・優秀賞受賞。2019年 第0句集「祝日たちのために(港の人)」山岸由佳とのコラボレーションによるwebサイト「とれもろ」
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