後記 ◆ 村田 篠
少し前から、訳あって東京と故郷を行き来しています。ふたつの場所を行ったり来たりする生活を続けていると、どちらが自分の日常なのか、分からなくなることがよくあります。
そうは言っても若いころは、短い時間で日常に戻って行く実感がありましたが、最近では、すっかり感覚が元に戻る前にまた移動する、ということがままあり、これがずーっと続いたら、日常の境界線を失って、ただ時間を漂うような生活になってしまうのではないか、と思うこともあります。
でも、それはそれで、その状況を楽しめそうな感じもするのです。SF映画の見過ぎでしょうか。
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それではまた来週、お会いしましょう。
それではまた来週、お会いしましょう。
no.755/2021-10-10 profile
■対中いずみ たいなか・いずみ
1956年生まれ。田中裕明に師事。第20回俳句研究賞受賞。句集に『冬菫』『巣箱』『水瓶』(第68回滋賀文学祭文芸出版賞、第7回星野立子賞)。「静かな場所」代表、「秋草」会員。
1956年生まれ。田中裕明に師事。第20回俳句研究賞受賞。句集に『冬菫』『巣箱』『水瓶』(第68回滋賀文学祭文芸出版賞、第7回星野立子賞)。「静かな場所」代表、「秋草」会員。
■中嶋憲武 なかじま・のりたけ
1960年生まれ。「炎環」「豆の木」2013年週俳eブックス「日曜のサンデー」2018年 第四回攝津幸彦記念賞・優秀賞受賞。2019年 第0句集「祝日たちのために(港の人)」山岸由佳とのコラボレーションによるwebサイト「とれもろ」
■岡田由季 おかだ・ゆき
1966年生まれ。「炎環」同人。「豆の木」「ユプシロン」参加。句集『犬の眉』(2014年・現代俳句協会)。ブログ 「道草俳句日記」
■村田 篠 むらた・しの
1958年、兵庫県生まれ。2002年、俳句を始める。現在「月天」「塵風」同人、「百句会」会員。共著『子規に学ぶ俳句365日』(2011)。「Belle Epoque」
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