2022-02-13

【中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜】プレイヤー「Baby Come Back」

【中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜】
プレイヤー「Baby Come Back」


憲武●寒が明けたとは言え、まだまだ寒いですね。今頃の寒い日はこの曲が頭の中で、鳴ったりします。Playerの「Baby Come Back」。

 

憲武●とにかくこの曲、寒い日々に聴いてた印象があります。それも受験を控えた時期です。それもそのはず1978年の1月に全米チャートで、3週連続1位だったんですね。

天気●曲は聞いたことはあるような気がしますが、プレイヤーというバンドはぜんぜん知りませんでしたわ。

憲武●えっ? そうですか。当時FEN(米軍極東放送網)をよく聴いてましたが、流行ってましたね。この曲が今でも印象的なギターのフレーズでラジオから流れたりすると、2月の寒い空とか空気感が、パーっと、広がってきます。

天気●季節とセット? なんだか俳人らしい耳ですね。

憲武●俳句の「は」の字もない頃に聴いたんですけど、僕は割とその曲を聴いた季節とか、割とセットになってます。曲は当時流行り始めてたAORと、ウエストコーストロックが融合したような感じです。僕自身はハードロックと呼ばれていたロックから、リー・リトナーなどを聞きかじるようになってた頃なので、最初はこの人たち、名前の影響でしょうか、スタジオミュージシャンなのかなと思ったりしてました。

天気●そうではないみたいですね。この動画を観た感じでは。

憲武●そうなんです。スタジオミュージシャンではなかったです。ボーカルのピーター・ベケットはイギリス出身で、最初に結成したバンドではレイ・デイヴィスに曲を提供されたこともあったみたいです。ピーター・ベケットとJ・Cクロウリーが中心となって1976年にロス・アンジェルスで結成した4人組のバンドなんですね。曲の内容は、別れた恋人を想う、せつない歌詞ですね。コーラスがとてもよくて、つぶやきのように歌う"I just can't live…"というところに不思議に惹かれます。

天気●「あなたなしでは生きていけない♪」って、失恋ソングの定石ですが、現実には、みんな生きてるんすよね、失恋したあとも。まあ、それだからこそ悲しいのかもしんないすけど。

憲武●男性の歌う失恋の曲っていうのは、いつの時代もせつないですよ。


(最終回まで、あと773夜)

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