【中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜】
パティ・ペイジ「ワン・ワン・ワルツ」
憲武●今はもうすっかり猫に取り憑かれてしまったわたしですが、かつては犬が大好きで犬に囲まれた生活してました。という訳でPatti Pageで「(How Much Is That)Doggie In The Window」(1953年)。
憲武●パティ・ペイジ好きなんですよ。ゴージャスな感じのところがいいです。この曲、邦題は「ワン・ワン・ワルツ」で有名です。イントロからしてすでにゴージャスじゃないですか。「ウインドウのあのワンちゃん、おいくらかしら?」で始まる歌詞もグッドです。
天気●キャラ的には良妻賢母? でも、音や歌唱は、たしかに。ゴージャスですね。オーケストレーションのイントロから、ひとりハモ。
憲武●パティ・ペイジといえば「テネシー・ワルツ」「モッキング・バード・ヒル」「ユー・ビロング・トゥ・ミー」「ラヴァー・カム・バック・トゥ・ミー」など名唱がひっきりなしです。
天気●私が一番好きなのは「オールド・ケイプ・コッド」。
憲武●お、シブイですね。スローテンポで心地いい曲ですね。小学校の頃、家に「ゴールデン・パティ・ペイジ・バイ・リクエスト」というLPがありまして、4年ぐらいの時ですかね、学校から帰ってきて、甘いレモンティー飲んで世界文学全集読みながら、聴いている時が至福のひとときでした。僕のゴキゲンな音楽だった訳です。綺麗な英語の発音でね。
天気●日東紅茶かな? トワイニングはもちょっとあとの時代、かつ高級。
憲武●ええとリプトンのティーバッグです。世界では不安な出来事ばかり起こってますが、今年はまだまだ予想もつかないことが起こりそうです。パティ・ペイジ聴いて、心の安定、保っていたいですね。
(最終回まで、あと771夜)
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