【空へゆく階段】№65 解題
対中いずみ
「晨」30号(1989年3月号)掲載。「晨」のシリーズ「四季光芒」は一つの季題に焦点を当て、数名で同じ季題を執筆する。たとえば29号では「餅」31号では「祭」といった次第だ。汐干を春の行楽の行事とし、のどかなおだやかなものとして鑑賞している。ちなみに田中裕明の汐干の句は、
みほとけに干潟の裾のひろかりき
汐干潟函より出して銀の笛
その人の詩いままろし大干潟
が全句集におさめられている。
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photo by Tenki SAIBARA
【空へゆく階段】№65 解題
対中いずみ
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