2022-06-05

〔今週号の表紙〕第789号 お壕端 村田 篠

  〔今週号の表紙〕第789号 お壕端


村田 篠



姫路に帰省するたびに姫路城の周辺を歩いています。

市内にはかつてはお城の濠だった水路がところどころ残っていて、その水路を辿る感じで散歩すると、ひっそりと車も通らないような場所にたびたび遭遇します。お壕端の雑木林は鬱蒼と茂ってほぼ自然のまま、濠の中では、たくさんの鯉たちが重なり合うように泳いでいます。もちろんマスクはいりません。

そんな風に歩きながら頭の中で濠をつなぎ合わせると、江戸時代の街の構造がうっすらと浮かんできます。役には立ちませんが、楽しい妄想です。


週刊俳句ではトップ写真を募集しています。詳細は≫こちら

0 comments: