〔今週号の表紙〕第789号 お壕端
村田 篠
姫路に帰省するたびに姫路城の周辺を歩いています。
市内にはかつてはお城の濠だった水路がところどころ残っていて、その水路を辿る感じで散歩すると、ひっそりと車も通らないような場所にたびたび遭遇します。お壕端の雑木林は鬱蒼と茂ってほぼ自然のまま、濠の中では、たくさんの鯉たちが重なり合うように泳いでいます。もちろんマスクはいりません。
そんな風に歩きながら頭の中で濠をつなぎ合わせると、江戸時代の街の構造がうっすらと浮かんできます。役には立ちませんが、楽しい妄想です。
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