〔今週号の表紙〕第807号
ボンネット
西原天気
この号の音楽千夜一夜で中嶋憲武さんが『バニシング・ポイント』に触れていますが、自動車の出てくる映画はたくさんあります。好みで挙げれば、米国の広大な国土を疾駆するたぐいで『キャノンボール』シリーズ(バニシング~もそうですね)。オーストラリア大陸なら『マッドマックス』シリーズ。欧州なら、『ミニミニ大作戦』(1969年/リメイクは2003年)やら『TAXi』(1998年)やら。比較的最近では、大好きなエドガー・ライト監督の『ベイビー・ドライバー』(2017年)やら。キリがない。いずれの映画も、クルマが実用を超えて、パワフルで美しい存在感を放っています。
けれども、世の中はゼロ・エミッション/脱炭素の時代。カーアクション映画は過去の遺物となっていくのでしょうか(ハイブリッドカーや電気自動車が主役の映画って、ちょっと想像できない)。
さて、ボンネットの下には自動車の心臓たるエンジン(例外もありますが)。単なる鉄板とは違います。
この写真は、一昔前の外車を集めた展示フェア。いろんなタイプのボンネットを秋空の下で満喫できたのでした。
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