2022-11-06

田中裕明【空へゆく階段】№79 後記 302号

【空へゆく階段】№79
後記 302号


田中裕明

「青」第302号/1979年11月

十五夜の芒が、まだ机の上の鉛筆立に挿してあります。今夜は随分と冷えました。立冬を過ぎて漸く寒くなってきたようです。淀川の向う側が朝焼けで真赤です。毛布をかぶっての来月号の「高濱虚子俳論研究」の原稿書きで、到頭夜明ししてしまいました。締切りを守ることは仲々骨が折れるなァと痛感。こうしんどいと、皆さんにも締切り厳守などといいにくいのですが、しかし、締切は厳守して下さい。

青三百号記念大会も、大盛会となりました。大会記および募集句特選などは十二月号に、前登志夫先生の講演記録「季節の思想」は一月号に、それぞれ掲載予定です。当日出席されなかった誌友の皆さんにも、大会の雰囲気をお伝えできればと思っています。

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