2023-06-11

小笠原鳥類 カッコウや、ハト(ふくろう)、時計ペンギン

カッコウや、ハト(ふくろう)、時計ペンギン

小笠原鳥類


辻桃子(監修)・吉田巧(写真)『俳句の鳥』(創元社、2003)から。数字はページ

「鳴くだけは鳴いてゆきたる雉子かな 安達ほたる」6
バッタが、遠いトンボ(とホタル)であるとき、カマキリとシーラカンス
「啄みて啄みて鷽近づき来 安部元気」14
パンが、鹿のようなものだろう、イルカのような。
「手の届く迄来て鷽の胸の紅 柳田風琴」15
カーテンが糸であることをテレビのように見ていると、ポップコーン
「つばめつばめ泥が好きなる燕かな 細見綾子」21
緑色を、見ていた。坂がありドアがあるハト
「海猫来るやゴム長靴で出かけたる 三上冬華」30
動く(中にお化け)
「醤油蔵梁に燕の古巣かな 吉田木魂」35
スプーン。
「この鳥は仙台虫喰かと問はれ 松久菊」68
科学の大きな機械を見に行きました。
「しばらくは蒿雀の鳴ける中にいる 高井稲子」81
ボウリングの建物を見て、それからソバを食べました、建物の上の怪獣
「草の山歩きやすけれ雪加鳴く 岡井省二」98
光が多い建物。そこに、どうぶつの絵
「山翡翠や釣師の飯の真白なる 堀口星眠」105
計算すれば、透明な魚ができるだろう画面、線。レモン
「月すでに高きにありぬ水鶏鳴く 森田峠」108
上にあるキノコは、乾燥しているだろうイカのように(木)
「どこからが木霊なりしや鷭笑ふ 佐藤明彦」111
楽器が、妖怪である。叫ぶチャイコフスキー
「かなしめば鵙金色の日を負ひ来 加藤楸邨」130
テニスをして、それから歩いて帰ろうと思う。実際にはイグアナ(ゴム)
「鶺鴒や双眼鏡の円の中 稲垣涼子」140
ネッシーを、オオサンショウウオが見たかった。アンモナイト化石、チョウザメ
「庭にゐる鵯山へ返事かな 中田みずほ」142
いろいろな山さん(キノコもいる)
「啄木鳥の腹をこぼるる木屑かな 池内たけし」157
ワニの背中にも、乾いている動物(映像で記録されているセキレイ、しらさぎのような)
「あれ程の椋鳥をさまりし一樹かな 松根東洋城」158
いくつかのラジオが、ケーキのように並ぶ。宇宙
「垂直にすつと降りきて鴫立てる 中井花野」162
アメーバは、いるだろうなあ――映画――
「菱喰のスルメのやうな足の裏 雪野咲耶」164
肺魚を食べる生きものが、カモノハシだと思っていました。両生類……
「だんだんに増えてをりたる夜の鴨 石田勝彦」176
バウムクーヘン思った
「白鳥にさわれば硬い羽である コスモメルモ」190
ほんもののシャチは、どのような?と、恐竜が言っていました(水槽の金魚と、なまこ)
「白鳥見るビタミンCを舐めながら 岡田竜子」190
顕微鏡で、石などを撮影して、印刷しているバクテリア
「梟の正しくこちを向きにけり 如月真菜」198
椅子は、難しいものだ(ゴロゴロ動かしている楽器)
「雪に来て見事な鳥の黙りをる 原石鼎」206
サッカーは、スポーツ
「冬鴎黒き帽子の上に啼く 西東三鬼」211
うさぎや、時計から出てきたカッコウのようなホトトギスは、いい
「つちくれの動くはどれも初雀 神蔵器」215
たけのこ(ふしぎ)メダカふしぎ

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