【中嶋憲武✕西原天気の音楽千夜一夜】
ザ・ピーナッツ「情熱の花」
憲武●なにかしら情熱が欠けて来たかなあと思う今日この頃な訳だ。訳です。ザ・ピーナッツで「情熱の花」。
憲武●シングル盤発売が1959年です。
天気●これですかね。 レコード・デビューの年、3作目のシングルのようです。
憲武●最初の歌詞も違うんですよね。「小さな胸に」となってます。ウィキ情報によりますと1967年にアレンジを変えたものが発売されてるようです。今回取り上げたバージョンがそうなんですが、持ってたシングルは、このバージョンでしたので、てっきりこれしかないものと思ってました。
天気●日本の歌謡曲は、新しいアレンジと演奏で歌を吹き込み直すというケースが多いですね。
憲武●で、そのシングルに作曲がベートーヴェンとありましたので、何かと思ってましたら「エリーゼのために」なんですね。この曲調。アレンジされてるんですね。
天気●ほんとだ。
憲武●もとは、カテリーナ・ヴァレンテが歌っていたもののカバーです。1938年には来日して、ザ・ピーナッツと共演しています。
天気●コーラスの「ワッチュワリワリ♪」を含め、ザ・ピーナツの最初の録音は、カテリーナ・ヴァレンテ版とほぼ同じですね。歌唱はずいぶん違うけど。
憲武●カテリーナ・ヴァレンテ版をお手本にしてるようですよ。ピーナッツといえば、非常に印象に残ってますのが、シャボン玉ホリデーのラストの「スターダスト」です。あっ。
「おとっつぁんお粥ができましたよ」と共に印象深いです。
天気●ザ・ピーナッツは有名曲が多いですからね。
憲武●いろいろ取り上げてみたい楽曲があったんですけど、なぜかこの頃この曲が頭の中の夏野に白く鳴ってましたので行ってみました。また何か別の曲を取り上げるかもしれません。
(最終回まで、あと705夜)
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