〔今週号の表紙〕第853号 唐辛子
西原天気
もぎたての唐辛子です。ここから日にちを経て乾燥させ、香辛料に使う唐辛子になっていくのだと思います。
ところで、正岡子規は唐辛子の句をたくさん残していて、《雨風にますます赤し唐辛子》《唐辛子一ツ二ツは青くあれ》《唐辛子日に日に秋の恐ろしき》《唐辛子に朝日さしたる飯時分》《蕃椒広長舌をちぢめけり》といった具合。数十句(ひょっとしたら100以上?)はありそうです。いわゆるツボにはまったというか、なぜか気になってしまったのか。あるいは、じっさいよく口にしていたのか(このあたりの考証は識者にお任せします)。
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