【中嶋憲武×西原天気の音楽千夜一夜】
Nile Rodgers & CHIC「Le Freak」
天気●シックの1978年の大ヒット曲「Le Freak」を、2023年、当時から45歳も歳とったナイル・ロジャーズほかの皆さんが、本屋さんみたいなとこで演ってます(30分のライブの1曲目)。
天気●音は、昔とおんなじです。当時のも聴いてみたんですが、ぜんぜん変わらない。ナイルロジャーズのこのギターのパターンは、この曲に限らず、極端にいえば、何を演っても一緒なので(褒めてます)、そのせいもあるんでしょうが。
憲武●正確なカッティングは健在ですね。確かに他の曲のギターもすべて同じに聴こえます。それは心地よさなんですが。
天気●こういう狭いとこで演ってもファンク。これはすごいことだなあ、。このTiny Desk Concertには、いろんな人が登場するんですが、だいたいは、それなりに小ぢんまりとした良さが楽しめるんですが、今回は、そうした「調整」が感じられなくて、つまり、ファンクは、アリーナでやろうが、ライブハウスでやろうが、屋内のこういう狭いとこでやろうが、ファンク。ファンクはファンクなんだなあ、と。
憲武●狭いと思いますね。メンバー間の距離が。でも、それを感じさせないナチュラルさです。スキャットにしても、ダンスにしても、自然に出てきちゃう感じです。
天気●ちなみに、「Le Freak」の当時の邦題は「おしゃれフリーク」。いつもながら、すごいです。洋楽販売部のセンス。
(最終回まで、あと664夜)
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