2024-08-11

【中嶋憲武×西原天気の音楽千夜一夜】Bon Jovi「Livin' On A Prayer」

【中嶋憲武×西原天気の音楽千夜一夜】 
Bon Jovi「Livin' On A Prayer」


憲武●海外のロックバンドで、日本に好意的なバンドって少なからずありますが、この人たちもそうでしょう。アメリカのニュージャージー出身のバンド、Bon Joviで「Livin' On A Prayer」。

 

憲武●はい、日本で大人気のバンドですね。この曲は3枚目のアルバム「Slippery When Wet(1986)」に収録されてます。邦題は「ワイルド・イン・ザ・ストリート」です。

天気●なんで、また、わざわざカタカナ? ワイルドとかストリートとか、付けた人に何か思いがあったんでしょうか。

憲武●ライブ・エイドの流れでミック・ジャガーとデビッド・ボウイが「ダンシング・イン・ザ・ストリート」という曲を二人で歌ってるんです。1985年のことです。オリジナルはマーサ&バンデラスです。それをそのまま持って来たんじゃないでしょうか。「ワイルド」も80年代のいろいろなグループや曲名にありそうですから。この「Livin' On A Prayer」、どこかで聞いたことあるって方、多いんじゃないでしょうか。

天気●たしかに。耳おぼえがあります。

憲武●いまやボン・ジョビ、先輩のアメリカのバンドであるジャーニー、エアロスミス、ヴァン・ヘイレンなどよりも日本では有名なのではないかと思われます。

天気●このバンド、聴いたことがないんですが、もちろん名前は知っています。「ボン」とか「ジョビ」というのが、日本人の耳には覚えやすいのかも。

憲武●そうですね。「ボン」とか「ジョビ」とか、フックとして興味を引かれるかもしれません。ストレートなロックって感じの曲が多いんですが、この曲もそうですね。歌詞も「トミーとジーナもの」、まあこれは僕が勝手にそう呼んでますが、トミーとジーナが割とよく出てくるんです。そして、いまやボン・ジョビといえば盆踊りですね。


憲武●これは去年の動画ですけど、今年も8月3日4日と中野はDJ Cellyを中心に盛り上がったようです。日本人の外国の曲を自分のものにしちゃう感覚ってすごいですね。

天気●こういうロック曲は、日本人のテンポに合うんでしょうね。

憲武●確かに盆踊りに合いそうなロックです。今年、3日4日は至る所でイベントがあって、僕は八王子祭りへ行ったんですが、来年は中野の盆踊りに行ってみようかなと思ってます。

(最終回まで、あと649夜) 

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