【中嶋憲武×西原天気の音楽千夜一夜】
いしだあゆみ「太陽は泣いている」
憲武●えっと訃報を知りまして(2025年3月11日逝去)、先週に引き続き昭和歌謡ですが、いしだあゆみ「太陽は泣いている」(1968)。
憲武●この曲は1968年にシングル盤としてリリースされました。作詞橋本淳、作曲筒美京平です。B面は「夢でいいから」です。1971年にこちらがA面となって再発売されてるんですね。
天気●このドーナツ盤、持っていたので、ジャケットが懐かしいです。
憲武●持ってたんですか。GSスタイルの楽曲なんですけど、ビートルズの「タックスマン」の香りがあったり、聴いていてニヤけてしまいます。
天気●これぞグループサウンズ? こういうマイナー(短調)の歌謡曲メロディが多かったし、太陽が曲名に入るのも多かった気がします。
憲武●寺内タケシのバニーズに「太陽野郎」ってありましたね。カッコいい曲だと思います。派手な雰囲気がいいですね。これはカバーしたくなる曲ではないでしょうか。原由子のカバーもありますが、これはいいと思いました。歌唱もさることながらロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」のPVで後ろで踊っていたバックダンサーとか、ビートルズ出演のテレビ番組「レディ・ステディ・ゴー」の影響を感じたり。ちょっと聴いてみますか。
天気●ゴーゴーガール。これを入れたくなるのはよくわかります。原由子がモズライトを持っているのも、いかにも。
憲武●「ブルー・ライト・ヨコハマ」の大ヒット以来、歌唱スタイルが確立したような感もありますが、歌の上手い人ですからいろんな傾向の曲を歌えますね。「ブルー・ライト・ヨコハマ」以前の曲を聴いてると、そう思います。
天気●調べてみると、たくさんシングルを出してるんですね。「太陽は泣いている」がなんと24枚目、「ブルー・ライト・ヨコハマ」は26枚目。デビューの1964年から2015年までシングル盤が58枚(!)もある。
憲武●そうなんですよね。では最後に、レコードをひっくり返してB面の「夢でいいから」を聴きながらお別れしましょう。
(最終回まで、あと619夜)
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