後記 ◆ 村田 篠
「朝寝」は春の季語ですが、この季節、かつては朝寝をすることで格別の幸福感を得られたものでした。
ですが、歳を重ねるにつれて朝早く目が覚めるようになり、二度寝がむずかしくなり、いまや「朝寝」は、私にとっては記憶のなかにしかない「贅沢な時間」です。
だからせめて、俳句の中では、朝寝を気持ちよく詠みたい、といつも思っています。大好きな季語ですから。
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それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。
no.940/2025-4-27 profile
■超文学宣言 ちょうぶんがくせんげん
新京大俳句会。
■小笠原鳥類 おがさわら・ちょうるい
1977年生まれ。現代詩文庫『小笠原鳥類詩集』(2016)、詩集『おお、限りなく懐かしい動物たち』(2025)など、評論集『吉岡実を読め!』(2024)、『現代詩が好きだ』(2024)。『新撰21』(2009)に佐藤文香小論。ブログ「×小笠原鳥類」 http://tomo-dati.jugem.jp/ noteは https://note.com/ogasawarachorui
■中島憲武 なかじま・のりたけ
1960年生まれ。「炎環」「豆の木」2013年週俳eブックス「日曜のサンデー」2018年 第四回攝津幸彦記念賞・優秀賞受賞。2019年 第0句集「祝日たちのために(港の人)」山岸由佳とのコラボレーションによるwebサイト「とれもろ」
https://toremoro.sakura.ne.jp
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■西原天気 さいばら・てんき
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