鳩
小笠原鳥類
詩の雑誌「幻代詩アンソロジー」Vol.4(ライトバース出版、2025年4月)には、いろいろなものを書く人たちがいて、私も書いていて、そして、岡村知昭「鳩狩り」も、ありました(俳句も、ありえる雑誌です)
アンソロジー『俳コレ』(邑書林、2011)の、岡村さんの「カルシウムいっぱいの山桜かな」「折鶴のところどころの砂漠かな」に、粉があったと思います。そして、「幻代詩アンソロジー」Vol.4の「鳩狩り」の句を、いくつか読んで、思ったこと
「山狩りを終えてジャムパン山笑う」
公園や建物を見て、私もアライグマと同じように布なのだと、置いてあるテレビのように盛り上がって笑います
「啓蟄や犬笛あげるのはやめる」
ひろがっている場所が、エビや、思い出すシーラカンス(科学)であるのだと、窓から入ってきて象やタラが口を開く
「たそがれや卵の殻を粉々に」
ひまわり、であるのだと、イソギンチャクの化石のようになって踊りながら言う
「花明り木彫りの鳩は啼きたがり」
どのようなスポーツのボールが、イグアナのようにアコーディオンであるのかと、ヒレ(魚にあるもの)が透明に探しているでしょう
「桜散る孔雀と鳩を間違えず」
金魚が映画で、曲がっている(曲がっていない)スプーンを見ながら、グルグル泳いでいたと棚が(ピアノのように)かたく教える。やわらかい
幻代詩アンソロジー Vol.4
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