【中嶋憲武×西原天気の音楽千夜一夜】
カトリエル・アンド・パコ・アモロソ「EL DÍA DEL AMIGO」
天気●もう過ぎちゃいましたけど、7月20日は、アルゼンチンで「友情の日 EL DÍA DEL AMIGO」なんですって。
天気●カトリエル・アンド・パコ・アモロソ(CA7RIEL & Paco Amoroso)はアルゼンチン出身。幼なじみだそうで、音楽活動は長いようですが、CDデビューは2024年7月と新しい。いわゆる新進気鋭のユニットです。
憲武●このバンド、知りませんでした。なかなかいいですね。いいものを持っている。
天気●この曲(2025年)、ラテン味とR&B乗りがうまく融合して、タイトかつ芳醇。ポジティヴなきらめきのようなものに溢れている。最近、気が滅入ることが多いのですが(ちょうどこの「友情の日」あたりに風邪をひいてしまったり)、聴いているこちらを明るい方に向かせてくれます。
憲武●うーん、なんかこう「パーリヤパーリヤパーリヤッパッパー」というコーラスは、アース、ウインド&ファイヤーで聴いたような気もしますし、ハンドクラッピングの音も、シンセの高音が空へ抜けて行くような感じも、すべてが懐かしい。懐かしさに溢れてます。言葉が時に日本語に聞こえるような時もあり。
天気●ルックス的に先鋭的で、カトリエル氏とパコ氏はもちろん、白ワイシャツにブラジャーのベーシストとか、なんだか、ガチャガチャしていて愉快です。タイニー・デスク・コンサート出演時は、とりわけ、全体の見た目が派手で、奇妙=オシャレが実現されてる。
憲武●大所帯ならではのバラエティさ、個性の集まりですね。
天気●音楽的には幅広いようなので、また別の機会に、別の感じの歌を聴いてみたいとい思いましたよ。
(最終回まで、あと602夜)
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