後記 ◆ 上田信治
『運河』名誉主宰 茨木和生さんが、昨年12月23日、逝去されました。つつしんでご冥福をお祈りいたします。
谷口智行さんの追悼の連作を、同誌2月号より転載させていただきます
しぐれきてひかりの森に師いませり
「午後九時三十分、平群町「家族葬ひかりの森」に到着」と前書があります。そういう名前の施設だったのです。しかし、折りからの雨が、暗い森に横たわる先生をとりかこむ光のつぶのようだった、と。小さな町のぐうぜんのその場所の名が、荘厳さをまとって永遠化してしまうことの、ふしぎさ。
風花を長靴履いて逝きたまふ
野の人、山の人、という印象のある先生が、どこかへ帰って行ってしまう、その後ろ姿が見えるようです。
1月なかばに落掌した同誌に、この連作を拝読し、作品にも、そのスピードにも(ほとんど一息に書き上げられたはずです)心から驚き、作品の転載をお願いした次第です。
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それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。
no.980/2026-2-1 profile
■谷口智行 たにぐち・ともゆき
1958年生まれ。平成7年、「運河」入会。令和4年、「運河」主宰を継承。句集『藁嬶』『媚薬』『星糞』。
■青木ともじ あおき・ともじ
1994年千葉県生まれ。「群青」所属。
1958年生まれ。平成7年、「運河」入会。令和4年、「運河」主宰を継承。句集『藁嬶』『媚薬』『星糞』。
■青木ともじ あおき・ともじ
1994年千葉県生まれ。「群青」所属。
■瀬戸正洋 せと・せいよう
1954年生まれ。多田裕計に師事。れもん二十歳代俳句研究会に参加。春燈「第三次桃青会」結成に参加。月刊俳句同人誌「里」創刊に参加。句集に「似非老人と珈琲-薄志弱行-」他
■曾根 毅 そね・つよし
大阪市在住。俳誌「LOTUS」同人、現代俳句協会。歌誌「西瓜」同人。第四回芝不器男俳句新人賞。第八回俳句四季新人賞。第二回笹井宏之賞・大森静佳賞。句集『花修』(深夜叢書社)。
■鈴木茂雄 すずき・しげお
堺市在住。「Picnic」「KoteKote-句-Love」所属。Twitter「ハイク・カプセル」http://twitter.com/haiku_capsule
1960年生まれ。「炎環」「豆の木」2013年週俳eブックス「日曜のサンデー」2018年 第四回攝津幸彦記念賞・優秀賞受賞。2019年 第0句集「祝日たちのために(港の人)」山岸由佳とのコラボレーションによるwebサイト「とれもろ」
https://toremoro.sakura.ne.jp
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