〔俳誌の中の人に訊く〕
木内縉太さんへの「10の質問」
Q1 関わっていらっしゃる俳誌の名前と概要、そしてご自分の役割を教えてください。
俳句同人リブラで『天秤』という雑誌を発行しています。現在のところ第三号まで出ています。年一冊発行。文フリでの販売のほか、一部の号はネットショップでも販売しています。
ぼくは主に編集作業のとりまとめをしています。
Q2 『天秤』の特徴・アピールポイントを教えてください。
同人はみんなそれぞれ作風が大きく異なります。でも、だからこそ柔軟でヴァリエーションにとんだ雑誌づくりができているような気がしています。
Q3 『天秤』を発行/維持していくうえで、苦労することを教えてください。
じぶんたちで決めた締切をみんななかなか守らないのです。
Q4 『天秤』をつくっていくうえで、だいじにしていること・たいせつに思っていることを教えてください。
同人それぞれの共通するところ、あるいは違うところをどう昇華してゆくか、ということでしょうか。
分かりあえる、というのは聞こえばかりがいい空虚なことばのように思います。とはいっても、分かりあえない、というのは別の意味での空虚でしょう。リブラはそのふたつのあいだを漂いながら、すこしずつ進んでゆきたいと思っています。
Q5 『天秤』を動物に譬えてください。その理由を教えてください(理由がなければ、言いたくなければ無回答でかまいません)。
梟。
以前、『俳句四季』の「わたしの歳時記」にリブラをとりあげていただいたとき、みんなで話しあってリブラらしい季語としてえらんだのが梟でした。なんで梟がリブラらしいと思ったんだっけ。
Q6 ご自分のことに質問が移ります。理想的な休日の過ごし方を教えてください。
海を見にゆく。
いつもこころのどこかで海を見たいと思っています。海のちかくで生まれ育ったからなのでしょう。東京に住んでいるとなかなか海を見る機会はないですね。
Q7 現在お住まいの町は、どんなところですか?
東京の駒込に住んでいます。
都会のなかのいなかといったふうな趣きです。家のうらてには子規の墓があります。
駒込にお越しのさいはぜひお声がけください。おいしいお店もすこしは知っています。
Q8 好きな自然現象について、教えてください。
雪。
雪のめずらしい温暖な地域で育ったので、雪が降ると今でもこころおどります。
Q9 10年後、その俳誌はどうなっていると思いますか。「こうなっていたい」という野望・願望でもかまいせん。
考えたこともなかったです。
同人みんな仲よくしてるといいな。
Q10 最後に、ご自分の最近作を5句教えてください。ベスト・オヴでも、単に直近の5句でも、どちらでもかまいません。
汝が唇を梅の花にもなぞらへて
ボルゾイを連れ麻服の姉いもと
君し思ほゆ通草の実啜るときも
木の葉なべて天の書物のページならむ
しろたへの雪のにほひの手紙来ぬ
■『天秤』誌への問い合わせ先 libra.haiku@gmail.com

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