〔俳誌の中の人に訊く〕
中矢温さんへの「10の質問」
Q1 関わっていらっしゃる俳誌の名前と概要、そしてご自分の役割を教えてください。
俳誌の名前:俳句個人誌『なるほど』
概要:中矢温が2025年11月に創刊した俳句の個人誌です。素敵な招待作品と「俳句を遊ぶ」企画たちから構成されています。
役割:編集発行人です。
Q2 『なるほど』の特徴・アピールポイントを教えてください。
素敵な俳人が寄稿・参加してくださっています。
元ネタがあるものも多いですが、面白い企画があると思います。「三鬼賞本気ハッ句」(創刊号・第二号)、「詠み人知らず」(創刊号)、「ドラフト俳句」(第二号)、「俳句人狼」(第二号)……etc。それぞれの企画を通じて、俳句にどう働きかけたいのかについて、創刊号・第二号は読者に委ねてしまっていたのですが、これからは誌面でもう少し丁寧に説明しようと思っています。たとえば第二号の「ドラフト俳句」は、五十音表からプレイヤーが使用できる音を一つずつ取り合っていき、最後には手持ちの音だけで一句を作るというゲームです。季語からでも情景からでもない音から作る句作方法を提案しようとしています。
文学フリマ東京のほか、BOOTHというインターネット通販でも購入いただけます。
Q3 『なるほど』を発行/維持していくうえで、苦労することを教えてください。
同人誌が飽和状態の現代において、皆が忙しい現代において、買って読んでもらうのは大変なこと。(読者としての自分も痛感していることです。)
Q4 『なるほど』をつくっていくうえで、だいじにしていること・たいせつに思っていることを教えてください。
私がちゃんと楽しいこと。寄稿者・参加者・読者にも楽しい時間を過ごしてもらうこと。
Q5 『なるほど』を動物に譬えてください。その理由を教えてください(理由がなければ、言いたくなければ無回答でかまいません)
元気なイノシシ(まっすぐな気合で刊行されているから。)
Q6 ご自分のことに質問が移ります。理想的な休日の過ごし方を教えてください。
朝ゆっくり起きて、溜まった洗濯物を回して、散らかった部屋を片付けながら珈琲(牛乳多め)を飲む。
Q7 現在お住まいの町は、どんなところですか?
二路線の電車が走っていて、ひととおりチェーン店が揃っていて、良い個人経営のお店も多く、大きな図書館もあって良いところです。健康そうな野良猫がそこら辺を歩いています。
Q8 好きな自然現象について、教えてください。
笑っちゃうくらいの快晴で、でも程よく涼しい。あと自然現象か分かりませんが、「時差」という概念が不思議すぎて好きです。
Q9 10年後、『なるほど』はどうなっていると思いますか。「こうなっていたい」という野望・願望でもかまいせん。
記念すべき第十号を発刊し終わっていると思います。第十号までに友だちを粗方誌面に呼べていたら嬉しいです。同時に友だちも増えていると思うので、刊行が間に合っていないかもしれません。
「なるほど」を場として、これからも私が会いたい人とコミュニケーションを取れたらと思います。
俳句の場での雑談等でちょくちょく気軽に言及してもらえる雑誌になっていたら嬉しいです。
俳句以外の詩型フォロワーの方にも、日本語以外の作者/読者にもアプローチできる号を出したいです。
十年以内には第一句集を無事刊行し、「なるほど」でもセルフ特集をできていたら嬉しいです。
Q10 最後に、ご自分の最近作を5句教えてください。ベスト・オヴでも、単に直近の5句でも、どちらでもかまいません。
刷りあがった『なるほど』第二号を持って、お出かけしました。
ボンジュール口が喜ぶから話す
花は葉になるガソスタにドーナツ屋
躑躅満開ご覧なるほど第二号
屋上から屋上見えてまた別の
哲学に強い言語でうんと言う


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