〔俳誌の中の人に訊く〕
宮本佳世乃さんへの「10の質問」
Q1 関わっていらっしゃる俳誌の名前と概要、そしてご自分の役割を教えてください。
●『オルガン』。メンバーは岩田奎、田島健一、鴇田智哉、福田若之、宮﨑莉々香、宮本佳世乃。2015年に創刊し、年4回季刊で発行。私は一応編集ということになっていますが、校正は鴇田さんと二人で行っています。
Q2 『オルガン』の特徴・アピールポイントを教えてください。
●現在43号まで発行。作品13句、テーマ詠7句、座談会、往復書簡、連句など。座談会や連句は魅力あふれるゲストを呼んでいること。テーマ詠のテーマはメンバーの持ち回りだが、その人らしさが際立つところ。〔宮本〕
●誌名がいいこと。作品なら幾らでもできること。〔鴇田〕
●6人の作家が個として独立しながら、独自の共同体を成している点。〔宮﨑〕
Q3 『オルガン』を発行/維持していくうえで、苦労することを教えてください(ひとつでも複数でもかまいません)。
●日々の労働に翻弄されることや、体力面などさまざまな理由から、最近遅刊ぎみになっている。経済的に許せばもっと上質な印刷にしたい。〔宮本〕
●メンバーの日程が合いづらいところ。〔鴇田〕
●決め事は話し合いで決めるので、誰か1人が決めるよりは速度感がスローである点。そこが良さでもある。〔宮﨑〕
Q4 『オルガン』をつくっていくうえで、だいじにしていること・たいせつに思っていることを教えてください。
●一人一人が作家であり、作品を大事にしているところ。〔鴇田〕
●セッション感、かなと。〔福田〕
●個が集まりながら、俳句を書くというロジカルさにおいて、共有しているものがある気がする点。〔宮﨑〕
●みんながメンバーで一冊を作っていること。〔宮本〕
Q5 『オルガン』を動物に譬えてください。その理由を教えてください(理由がなければ、言いたくなければ無回答でかまいません)
●この質問、どうする?〔宮本〕
●菌類、ですかね。動物ではないか、〔宮﨑〕
●菌類いいかも〔岩田〕
●「菌類 動物」で調べたら菌類は植物よりも動物に近いものと近年はされているらしく、正式には「分解者」らしいです。なんかわたしはよりしっくり来た。厳密には動物ではないけど。〔宮﨑〕
●じゃあ菌類にしよう〔宮本〕
●いちおう、自分が動物と聞いてぱっと思い浮かんだのは、海月とか蜘蛛とかでした。ぽ。〔福田〕
Q6 ご自分のことに質問が移ります。理想的な休日の過ごし方を教えてください。
●昼から川沿いでビールを飲み、ときにごろごろし、夕焼を見て帰る休日。
Q7 現在お住まいの町は、どんなところですか?
●駅前は再開発が進んでキレイになり、休日は人であふれている。
大きい公園があり、道が広く、富士山もきれいに見える。
駅前は栄えているが、すぐに住宅街。ずーっと行けば、畑など。
特に南口にはまだまだいい飲み屋がある。
Q8 好きな自然現象について、教えてください。
●冬の夜、うっすらと積もるほどに降る雪。
Q9 10年後、『オルガン』はどうなっていると思いますか。「こうなっていたい」という野望・願望でもかまいせん。
●オルガンという共同体が変容しながらも続き、書かれたものとその姿勢によって、俳句の世界に微力ながらも風穴を開け続けること。〔宮﨑〕
●引退、新規参加を含めてメンバーが入れ替わっている。楽しくやっている。〔宮本〕
●メンバーがすっかり入れ替わっている。〔鴇田〕
Q10 最後に、ご自分の最近作を5句教えてください。ベスト・オヴでも、単に直近の5句でも、どちらでもかまいません。
はつ雪や紙をさはつたまま眠る 宮本佳世乃(以下同)
ひまはりのこはいところを切り捨てる
蜜柑山はやく帰つてはやく死ぬ
天井の高くてうちだけがおでん
みんなさみしい明けましておめでたう
■『オルガン』問い合わせ先 organ.haiku@gmail.com
■購入サイト https://organ.base.ec/

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