〔今週号の表紙〕第998号
雲海
西原天気
ところで、パイロットは毎日毎日、ちがう雲を眺めているはず。そのたびに美しさに胸を打たれるのか、慣れっこになって無感動なのか、あるいは雲は自分が対処すべき情報のひとつに過ぎないのか。まったくわかりませんし、人によっていろいろなのでしょうけれど、あるときは、ふと、かなしくなったりしないのか。私はこの写真を見ていると、かなしいようなさびしいような気持ちになります、なぜか。撮影したのは旅のはじまりの日だったのに。いな、それだからこそ、なのか。
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