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2019-07-28

作者と語る『水界園丁』05 ふふつと 生駒大祐×福田若之

作者と語る『水界園丁』05
ふふつと

生駒大祐×福田若之



新潟に近くて雪の群馬かな
縄跳のだしぬけに新しい技
春や飛びつく砂鉄吾磁石汝
鳥たちのうつけの春をハトロン紙
八重桜より電球をはづしけり
ぶつかつてゐる大小の花筏
考へたすゑに巣箱へ入りけり

作者と語る『水界園丁』04  目逸らさず 生駒大祐×福田若之

作者と語る『水界園丁』04
目逸らさず

生駒大祐×福田若之



目逸らさず雪野を歩み来て呉れる
六月に生まれて鈴をよく拾ふ
ひぐまの子梢を愛す愛しあふ
春や飛びつく砂鉄吾磁石汝
鉄は鉄幾たび夜が白むとも
汝まるで吾白鯉匂ふしづけさの

作者と語る『水界園丁』03 水と絵と 生駒大祐×福田若之

作者と語る『水界園丁』03
水と絵と

生駒大祐×福田若之



鳴るごとく冬きたりなば水少し
よぎるものなきはつふゆの絵一枚
水の世は凍鶴もまたにぎやかし
初空や水とはうしなはれやすき
鳥すら絵薺はやく咲いてやれよ
水澄みて絵の中の日も沈むころ
二ン月はそのまま水の絵となりぬ
シュワキマセリ水中のもの不可視なり
絵は生きてゐる秋草に身を浮かべ

作者と語る『水界園丁』02 雑のこと 生駒大祐×福田若之

作者と語る『水界園丁』02
雑のこと

生駒大祐×福田若之



恋いまや狐の被る狐面
小面をつければ永遠の花ざかり
シュワキマセリ水中のもの不可視なり

作者と語る『水界園丁』01 手ざはり 生駒大祐×福田若之

作者と語る『水界園丁』01
手ざはり

生駒大祐×福田若之



五月の木鬱王に立ち向へる木