後記 ● 村田 篠
週末からいささか体調を崩し、後記が遅くなってしまいました。申し訳ありません。
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今井聖さんの連載、楽しく拝読しています。
「アマリリスまでフリージアの香りかな」の句を読むときにまず必要なのは花の香りについての知識で、それを知った上で初めてこの句の読みが始まる、というのがいいですね。かんたんそうに思える俳句ほど読み手の素養が試されるところは、あるだろうという気がします。
そういう意味で素十は手強く、でも大好きな俳人のひとりです。
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馬場古戸暢さんの「自由律俳句を読む」が連載100回を迎えました。馬場さんによる連載は今号でひとまず終了となり、次号からは執筆者が変わります。馬場さん、長期にわたる連載、ほんとうにありがとうございました。お疲れさまでした。
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それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。
no.428/2015-7-5 profile
■今井 聖 いまい・せい
1950年生まれ。加藤楸邨に師事。「街」主宰。句集に「谷間の家具」「バーベルに月乗せて」など。脚本家として映画「エイジアンブルー」など。長編エッセイ『ライク・ア・ローリングス トーン』(岩波書店)、 『部活で俳句』(岩波ジュニア新書)など。「街」HP
■馬場古戸暢 ばば・ことのぶ
1983年生まれ。自由律俳句(随句)結社「草原」同人。
■角谷昌子 かくたに・まさこ
東京在住。鍵和田柚子に師事。「未来図」同人。俳人協会幹事、国際俳句交流協会評議員、日本文芸家協会会員。詩誌「日本未来派」所属。句集に『奔流』『源流』。木島始との共著に『バイリンガル四行連詩集〈情熱の巻〉』、角川書店 『鑑賞 女性俳句の世界(5巻 井沢正江)』、俳人協会紀要「中村草田男 第 一句集『長子』の時代」ほか。目下、揚羽蝶の飼育に熱中。近所の井の頭公園散策が日課(井の頭バードリサーチ会員)。
■山中西放 やまなか・せいほう
1938年京都生。2012年より「渦」編集長。句集『風の留守』、『炎天は負うて行くもの』。他詩集2冊。
■福田若之 ふくだ・わかゆき
1991年東京生まれ。「群青」、「ku+」に参加。共著『俳コレ』。現在、マイナビブックス「ことばのかたち」 にて、「塔は崩れ去った」掲載中(更新終了)。
■村田 篠 むらた・しの
1958年、兵庫県生まれ。2002年、俳句を始める。現在「月天」「塵風」同人、「百句会」会員。共著『子規に学ぶ俳句365日』(2011)。「Belle Epoque」
2015-07-05
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