後記 ◆ 福田若之
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『俳壇』12月号のアンケート。項目のひとつに、「感銘を受けた句集」を一冊だけ挙げよとのこと。しかし、そもそも「感銘」とはどういうことだったか、みたいなことにつまづいて、うんうん唸りながら、結局、春に暁光堂から出た『阿部青鞋俳句全集』を挙げました。
おそらく、ふつうなら、この一年に新しく出た、誰かのいわゆる序数句集を挙げるだろうところ、もし僕ひとりだったら、いいけどなんだかばかみたいだなあと思っていたのですが、西村麒麟さんと林桂さんも同じく。見てみると、ほかにも『平松小いとゞ全集』(邑書林)や鈴木明全句集『今日』(ふらんす堂)の名が挙がっていて、空気に合わせなくてよいという空気が心地よいなと、そんなことを思った次第。
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no.761/2021-11-21 profile
■花島照子 はなじま・てるこ
1990年富山生まれ。無所属。■生駒大祐 いこま・だいすけ
1987年三重生まれ。「ねじまわし」同人。イベントユニット「真空社」社員。
■小川楓子 おがわ・ふうこ
1983年生まれ。「舞」会員。終刊までの十年間「海程」所属。
1983年生まれ。「舞」会員。終刊までの十年間「海程」所属。
■黒岩徳将 くろいわ・とくまさ
1990年生まれ。「いつき組」「街」所属。
■外山一機 とやま・かずき
1983年生まれ。「鬣TATEGAMI」同人。力行会の書庫に出入りして以来、移民の俳句の世界に興味津々。
1983年生まれ。「鬣TATEGAMI」同人。力行会の書庫に出入りして以来、移民の俳句の世界に興味津々。
■中山奈々 なかやま・なな
1986年生まれ。「百鳥」同人、「淡竹」「奎」所属。冬でもTシャツは仕舞わずに着る。
1986年生まれ。「百鳥」同人、「淡竹」「奎」所属。冬でもTシャツは仕舞わずに着る。
■中矢 温 なかや・のどか
「楽園」、現代俳句協会所属。
■三世川浩司
1956年生まれ。「海原」に参加。
1956年生まれ。「海原」に参加。
■横井来季 よこい・らいき
2001年生まれ。愛知県生まれ。「楽園」「奎」「ふらここ」所属。
2001年生まれ。愛知県生まれ。「楽園」「奎」「ふらここ」所属。
■岡村知昭 おかむら・ともあき
1973年滋賀県生まれ。「豈」「狼」「蛮」所属。句集『然るべく』(草原詩社)、共著『俳コレ』(邑書林)。
■村田 篠 むらた・しの
1958年、兵庫県生まれ。2002年、俳句を始める。現在「月天」「塵風」同人、「百句会」会員。共著『子規に学ぶ俳句365日』(2011)。「Belle Epoque」
■福田若之 ふくだ・わかゆき
1991年東京生まれ。「群青」、「オルガン」に参加。第1句集、『自生地』(東京四季出版、2017年)にて第6回与謝蕪村賞新人賞受賞。第2句集、『二つ折りにされた二枚の紙と二つの留め金からなる一冊の蝶』(私家版、2017年)。共著に『俳コレ』(邑書林、2011年)。
1991年東京生まれ。「群青」、「オルガン」に参加。第1句集、『自生地』(東京四季出版、2017年)にて第6回与謝蕪村賞新人賞受賞。第2句集、『二つ折りにされた二枚の紙と二つの留め金からなる一冊の蝶』(私家版、2017年)。共著に『俳コレ』(邑書林、2011年)。
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