後記 ◆ 福田若之
ひょっとして、年度替わりの前後に毎度やってくるこの憂鬱は、まだあまり俳句の題材になっていないのでしょうか。たんに、ぴんと来る句に出会えていないだけかもしれません。あるいは忘れているだけでしょうか。
いわゆる春愁とも、またちょっと質の違うことだと思います。
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no.780/2022-4-3 profile
■対中いずみ たいなか・いずみ
1956年生まれ。田中裕明に師事。第20回俳句研究賞受賞。句集に『冬菫』『巣箱』『水瓶』(第68回滋賀文学祭文芸出版賞、第7回星野立子賞)。「静かな場所」代表、「秋草」会員。
1960年生まれ。「炎環」「豆の木」2013年週俳eブックス「日曜のサンデー」2018年 第四回攝津幸彦記念賞・優秀賞受賞。2019年 第0句集「祝日たちのために(港の人)」山岸由佳とのコラボレーションによるwebサイト「とれもろ」https://toremoro.sakura.ne.jp ■西原天気 さいばら・てんき
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