2022-12-18

後記+プロフィール817

  後記 ◆ 村田 篠


今年も、いつの間にか残り少なくなりました。「いつの間にか」という気分は、年末が来ても「そろそろ今年も終わりだなあ」という〈歳末感〉が、年々自分の中では希薄になってきているからのものだと思います。季節感はありますが、特別感はあまりない、というか。

とはいえ、この1年を振り返ると、やはりいろいろとありました。ロシアとウクライナの戦争。元首相の暗殺という大事件。次々に発覚する政治家の不祥事。腑に落ちないことが多すぎた。私的には、好きだった映画監督、好きだった作家が若くして亡くなり、ショックを受けたことと、13年一緒に暮らした愛猫が死んだこと。

でも、生きている者は、夜が来て、朝が来て、また今日も生きてゆくのですよね。

今年の「週刊俳句」もあと1回。みなさま、どうぞ健やかな歳末をお過ごし下さい。


それではまた、次の日曜日にお会いしましょう。


no.817/2022-12-18 profile

■小川楓子 おがわ・ふうこ   
1983年生まれ。「舞」会員。終刊までの十年間「海程」所属。
 
■黒岩徳将 くろいわ・とくまさ
1990年生まれ。「いつき組」「街」所属。
 
外山一機 とやま・かずき
1983年生まれ。「鬣TATEGAMI」同人。力行会の書庫に出入りして以来、移民の俳句の世界に興味津々。
 
■中矢 温 なかや・のどか   
「楽園」、現代俳句協会所属。

三世川浩司
1956年生まれ。「海原」に参加。

■横井来季 よこい・らいき
2001年生まれ。愛知県生まれ。「楽園」「奎」「ふらここ」所属。
 
 
■太田うさぎ おおた・うさぎ
1963年東京生まれ。「豆の木」「街」会員。「なんぢや」同人。現代俳句協会会員。共著に『俳コレ』(2011年、邑書林)。句集に『また明日』(左右社/2020年6月)。

■中嶋憲武 なかじま・のりたけ
1960年生まれ。「炎環」「豆の木」。2013年週俳eブックス「日曜のサンデー」。2018年 第四回攝津幸彦記念賞・優秀賞受賞。2019年、第0句集「祝日たちのために」(港の人)。山岸由佳とのコラボレーションによるwebサイト「とれもろ」

■西原天気 さいばら・てんき
1955年生まれ。句集に『人名句集チャーリーさん』(2005年・私家版)、『けむり』(2011年10月・西田書店)。笠井亞子と『はがきハイク』を不定期刊行。ブログ「俳句的日常

■村田 篠 むらた・しの
1958年、兵庫県生まれ。2002年、俳句を始める。現在「月天」「塵風」同人、「百句会」会員。共著『子規に学ぶ俳句365日』(2011)。「Belle Epoque」



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