〔今週号の表紙〕第841号 岩手山と北上川
村田 篠
5月のある日、盛岡の街を流れる北上川の橋の上から眺めた岩手山です。まだ少し山頂に雪の残っている岩手山は、四方に山の見えない関東平野の海際に住んでいる者にとっては想像以上に大きく、堂々たる偉容です。
北上川のほとりに立っている柳はちょうど新緑が美しい季節。昔覚えた啄木の望郷の歌が、(あまりにもベタな連想ですが)、本当に久しぶりに頭の中に甦ったのでした。
やはらかに柳あをめる北上の岸辺目に見ゆ泣けとごとくに 啄木
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